森ひかる(もり・ひかる)|経歴・主な成績・2026年の予定

TRAMPOLINE GYMNASTICS

森ひかる(もり・ひかる) トランポリン・女子

森ひかるは東京都足立区出身のトランポリン選手で、日本の女子のエースです。2019年の世界選手権で日本選手として男女を通じて初めて個人の金メダルをとり、2022年にも個人で世界一になりました。

五輪は2021年の東京、2024年のパリと2大会続けて出場し、パリでは6位でした。2026年は9月の名古屋アジア大会で金メダルをとり、11月4日からの南京の世界選手権で3度目の個人の世界一をめざします。

プロフィール

項目 内容
生年月日 1999年7月7日(2026年10月時点で27歳)
出身 東京都足立区
身長 160センチ
所属 GATE(2026年の日本代表名簿)
出身校 金沢学院高校(東京から転校)、金沢学院大学(2022年卒業)
得意技 前に3回宙返りしながら半分ひねる「トリフィス」
世界選手権のメダル 金7・銀3・銅2の計12個(2026年8月時点。団体・シンクロをふくむ)

4歳のとき、デパートの屋上でトランポリンに出会って競技を始めました。2011年の世界年齢別大会の11〜12歳の部で優勝し、14歳で全日本選手権を史上最年少で制しました。2016年のリオ五輪は、出場できる年齢(18歳以上)に届かず目標にできませんでした。高校1年で石川県の金沢学院高校に移って基礎から見直し、全国高校選手権では個人・団体・シンクロの3種目で2年続けて優勝しました。

主な成績

年 大会 成績
2011年 世界年齢別大会 11〜12歳の部 優勝
2018年 アジア大会(インドネシア・ジャカルタ) 個人 銀
2018年 世界選手権(ロシア・サンクトペテルブルク) シンクロ 金(宇山芽紅と)
2019年 世界選手権(東京) 個人 金(55.860点)、女子団体 金
2021年 東京五輪 予選13位
2021年 世界選手権(アゼルバイジャン・バクー) 個人6位、女子団体 金、シンクロ 銀
2022年 世界選手権(ブルガリア・ソフィア) 個人 金、シンクロ 金(宇山芽紅と)
2024年 パリ五輪 6位(54.740点、予選6位)
2025年 世界選手権(スペイン・パンプローナ) 個人 銀(57.320点)、シンクロ 金(田中沙季と、50.250点)、女子団体 銅
2026年 アジア大会(愛知・名古屋) 個人 金

2019年、日本選手初の個人世界一

2019年の世界選手権は東京で開かれました。森は当時20歳で金沢学院大学クラブに所属し、ワールドカップの年間ランキングは3位でした。女子個人の決勝で55.860点を出して優勝し、トランポリンで男女を通じて日本選手初の個人の世界王者になりました。この大会では女子団体でも金メダルをとり、優勝で東京五輪の代表にも決まりました。雑誌の取材では、大会を通じて失敗が少なく、勝負強さを見せたと伝えられています。採点が発表されるときの明るい笑顔も、森の持ち味として紹介されました。

森の強さは、早くから世界で戦ってきた経験にあります。14歳で全日本を制したあと、高校で基礎から見直し、得意技のトリフィスを軸にした演技を組み立ててきました。2019年からの6年間で世界選手権の個人の金を2つ、銀を1つとり、日本の女子トランポリンの先頭を走り続けています。

五輪での2大会

2019年の世界一で東京五輪の代表に決まり、メダル候補として臨みました。しかし2021年の東京五輪では、予選の演技で痛いミスが出て演技を続けられなくなり、13位となって決勝の8人に入れませんでした。報道では、大粒の涙が止まらなかったと伝えられています。

そこから立て直し、2024年5月の代表選考会で優勝して2大会続けての五輪代表に決まりました。パリ五輪では予選6位で決勝に進み、決勝も54.740点で6位に入りました。五輪で初めての入賞でしたが、メダルにはあと0.910点届きませんでした。優勝はイギリスのブライオニー・ペイジ(56.480点)でした。

順位 選手(国・地域) 得点
1位 ブライオニー・ペイジ(イギリス) 56.480
2位 ビヤレタ・バルジロウスカヤ(個人の中立選手) 56.060
3位 ソフィアン・メトー(カナダ) 55.650
4位 ジュー・シュエイン(中国) 55.510
5位 アンジェラ・ブラドツェワ(個人の中立選手) 55.020
6位 森ひかる(日本) 54.740

2024年5月の代表選考会では、映画「アナと雪の女王」をイメージした衣装とネイルで演技し、「ありのまま」の自分で臨んだことが話題になりました。

2026年のふり返り

2025年の世界選手権では、女子個人で57.320点を出し、優勝した中国のフー・イーチョン(57.350点)とわずか0.030点差の銀メダルでした。田中沙季と組んだシンクロでは金メダルをとり、女子団体の銅もふくめて1大会で3つのメダルを手にしました。

順位 選手(国) 得点
1位 フー・イーチョン(中国) 57.350
2位 森ひかる(日本) 57.320
3位 ソフィアン・メトー(カナダ) —

2026年は、9月27日に名古屋の日本ガイシホールで行われたアジア大会の女子個人で金メダルをとりました。宇山芽紅が銀で、日本が1・2位を占めました。アジア大会では2018年の銀に続くメダルで、初めての金です。

大会 金 銀 銅
2018年 ジャカルタ リウ・リンリン(中国) 森ひかる(日本) ジュー・ショウリー(中国)
2026年 名古屋 森ひかる(日本) 宇山芽紅(日本) チウ・ジョン(中国)

7月に発表された南京の世界選手権の日本代表名簿でも、女子の1番目に名前が入っています。

これからの予定と見どころ

次は11月4〜8日(現地時間)に中国の南京で開かれる世界選手権です。前回0.030点差で逃した女子個人の金メダルを取り返せば、2019・2022年に続く3度目の世界一になります。前回優勝のフー・イーチョンら中国勢との争いが中心です。今回のシンクロ代表は三澤優華・土井畑知里の組で、森は個人と、4人で争う女子団体に出ます。

2028年ロサンゼルス五輪の女子代表は最大2人で、2027年の世界選手権やオリンピック予選ランキングなどで出場権をとった選手から選ばれます。日本のトランポリンはまだ五輪のメダルがなく、3度目の五輪で初のメダルをめざす道のりが2027年から本格的に始まります。

よくある質問

森ひかる選手の世界選手権の金メダルは何個ですか。

日本体操協会の一覧(2026年8月時点)で金7個です。個人は2019年と2022年の2回で、ほかはシンクロと団体の金メダルです。

パリ五輪の成績は。

女子個人で6位(54.740点)でした。東京五輪は予選13位だったので、2大会目で初めて決勝に進みました。

得意技は何ですか。

前方に3回宙返りしながら半分ひねる「トリフィス」が武器です。

2026年の主な成績は。

9月の名古屋アジア大会で女子個人の金メダルをとりました。11月には南京の世界選手権に出場します。

出典

この種目のしくみと大会日程はトランポリンのページへ。ほかの日本の選手も見られます。

情報の確認日:2026-10-20。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に主催者の案内をご確認ください。

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