宮野隼人(みやの・はやと)|経歴・主な成績・2026年の予定

TRAMPOLINE GYMNASTICS

宮野隼人(みやの・はやと) トランポリン・男子

宮野隼人はトランポリン男子の日本代表で、滋賀県スポーツ協会に所属しています。2025年11月のスペイン・パンプローナの世界選手権で男子個人の銅メダルをとり、男子シンクロと混合シンクロでも銀メダルをとりました。

1つの世界選手権で3つのメダルを手にし、2026年11月4日からの中国・南京の世界選手権にも日本代表として出場します。

プロフィール

項目 内容
生年月日 2002年4月25日
身長 166センチ
所属 滋賀県スポーツ協会(滋賀県大津市在住)
出身校 金沢学院大学
主な種目 個人、シンクロナイズド(松本悠生と)、混合シンクロ(櫻井愛菜と)
世界選手権のメダル 銀2・銅1の計3個(2026年8月時点)

金沢学院大学で力をつけ、2023年の鹿児島国体には石川県の代表として出場して男子2位に入りました。その後、滋賀県スポーツ協会に所属を移し、地元開催となった2025年の滋賀国スポで優勝しました。金沢学院大学は森ひかるや岸彩乃など、多くの日本代表を育ててきたトランポリンの強豪です。

主な成績

年 大会 成績
2022年 世界選手権(ブルガリア・ソフィア) 男子シンクロ13位
2023年 ワールドカップ(アメリカ・パームビーチ) 個人25位(57.880点)
2023年 国民体育大会(鹿児島) 2位(石川・金沢学院大学)
2023年 アジア大会(中国・杭州) 個人5位
2025年 ワールドカップ(ポルトガル・コインブラ) 個人6位
2025年 国民スポーツ大会(滋賀) 優勝(62.27点)。滋賀県勢で初のメダル
2025年 ワールドカップ(ブルガリア・バルナ) 男子シンクロ 優勝(松本悠生と、54.73点)
2025年 世界選手権(スペイン・パンプローナ) 個人 銅、男子シンクロ 銀(松本悠生と)、混合シンクロ 銀(櫻井愛菜と)
2026年 世界選手権(中国・南京) 日本代表に選出

2023年の杭州アジア大会は、新型コロナの影響で1年延期された「2022年大会」として行われた大会です。

地元の国スポで逆転優勝

2025年9月9日、滋賀県大津市の滋賀ダイハツアリーナで行われた滋賀国スポのトランポリン男子で、宮野は予選を10人中2位で通過しました。決勝では62.27点を出して逆転で優勝し、このときの国スポで滋賀県勢として初めてのメダルになりました。大会前の取材では、難度の高い演技で優勝をめざすと話していました。2位は静岡の海野大透、3位は石川の松本悠生で、どちらも日本代表クラスの選手です。

2025年世界選手権の3つのメダル

パンプローナの世界選手権では、男子個人の決勝で3位に入りました。優勝は中国のワン・ズーサイ(63.470点)、2位はアメリカのルーベン・パディーヤです。

シンクロでは、同じ金沢学院大学で育った松本悠生と組んだ男子シンクロで銀メダルをとりました。2人は2025年のワールドカップのバルナ大会でも優勝しています。さらに、男女1人ずつで組む混合シンクロでも、櫻井愛菜と組んで銀メダルをとりました。シンクロは、2人が同じ技を同時に跳び、ずれの小ささを見る「同時性」の点がつく種目です。

順位 男子個人(2025年世界選手権) 得点
1位 ワン・ズーサイ(中国) 63.470
2位 ルーベン・パディーヤ(アメリカ) —
3位 宮野隼人(日本) —

日本の男子の歩みの中で

日本の男子は、五輪では2012年ロンドン大会の伊藤正樹の4位がいちばん上の順位です。アジア大会の個人では、2006年の長崎峻侑、2010年の外村哲也、2014年の上山容弘、2023年の山田大翔が銅メダルをとっています。宮野は杭州のアジア大会で5位でした。このときの優勝は中国のヤン・ランユー、2位はカザフスタンのダニル・ムサバエフで、日本の山田大翔が銅メダルでした。世界選手権のメダルは上山容弘が12個と多く、宮野は2025年の1大会で3個を加えました。

シンクロの相棒・松本悠生

男子シンクロで組む松本悠生は、金沢学院大学クラブ所属の選手です。2025年のバルナのワールドカップでは、宮野との男子シンクロで優勝(54.73点)したうえ、男子個人でも2位(61.310点)に入りました。滋賀国スポでは3位で、宮野と表彰台に並びました。2026年の世界選手権の代表名簿では、男子の1番目に松本の名前が入っています。2人は代表の座をきそい合う仲間でもあります。

2026年のふり返り

2026年6月の日本代表最終選考会などをへて、7月に発表された南京の世界選手権の男子代表4人に、松本悠生・岸大貴・堺亮介とともに選ばれました。今回の男子シンクロの代表は山崎凌空・山田大翔の組で、宮野は個人と、4人の成績で争う男子団体に出ます。9月の名古屋アジア大会の男子個人は、中国のヤン・ランユーが金、ワン・ズーサイが銀で、日本選手はメダルに届きませんでした。

これからの予定と見どころ

次は11月4〜8日(現地時間)の南京の世界選手権です。前回の銅に続いて、2大会続けての表彰台をねらいます。男子は中国のワン・ズーサイとヤン・ランユー、東京・パリ五輪金のイワン・リトビノビッチらが強く、優勝争いは63点台になることが多い種目です。

この大会はロサンゼルス五輪の出場権には直接つながりませんが、日本体操協会の方針では、南京でメダルをとった男子選手は、五輪予選となる2027年のワールドカップ第1戦に優先して派遣されます。五輪の男子代表は最大2人で、宮野にとっては五輪への道を有利に進められるかがかかった大会です。

協会の方針では、ワールドカップ第1戦の男子の派遣は最大4人で、次の順番で選ばれます。

  • 1:2026年11月の世界選手権でメダルをとった選手
  • 2:12月の川崎ジャパンオープン終了時点のランキングで上位の選手(最大2人)
  • 3:11月の全日本選手権か12月の川崎ジャパンオープンで63点以上を出した選手(点の高い順)
  • 4:それでも4人に満たないときは、ランキングの上位から

ここでいうランキングは、協会の「ナショナル強化選手認定制度」による順位(Nランキング)です。同じ点のときは、跳躍時間点(T)、水平移動点(H)、難度点(D)の順に高い選手を上位にします。高く、真ん中で跳べる選手ほど有利になるしくみです。

よくある質問

宮野隼人選手の世界選手権の成績は。

2025年のパンプローナ大会で、男子個人の銅メダル、男子シンクロ(松本悠生と)と混合シンクロ(櫻井愛菜と)の銀メダルをとりました。

所属はどこですか。

滋賀県スポーツ協会です。金沢学院大学の出身で、2023年の国体には石川県の代表として出場しました。

2026年の世界選手権には出ますか。

出場します。11月4〜8日(現地時間)の中国・南京大会の男子代表4人に選ばれています。

ロサンゼルス五輪との関係は。

南京の世界選手権でメダルをとると、五輪予選となる2027年のワールドカップ第1戦への派遣で優先されます。

出典

この種目のしくみと大会日程はトランポリンのページへ。ほかの日本の選手も見られます。

情報の確認日:2026-10-20。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に主催者の案内をご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました