岡慎之助(おか・しんのすけ) 体操競技・男子
岡慎之助は、2024年パリ五輪で個人総合・鉄棒・団体の3つの金メダルを取った体操男子の選手です。2003年生まれ、岡山県出身で、徳洲会体操クラブに所属しています。
2026年はNHK杯で3連覇し、10月の世界選手権では予選の個人総合で1位に入りました。団体・個人総合・つり輪・平行棒・鉄棒の5つの決勝に出場します。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 2003年10月31日 |
| 出身 | 岡山県岡山市 |
| 所属 | 徳洲会体操クラブ(2019年5月から) |
| 身長 | 155cm |
| コーチ | 米田功(2004年アテネ五輪の団体金メダリスト) |
| 得意種目 | 平行棒・鉄棒(五輪でメダルを取った種目)。6種目すべてをこなす個人総合の選手 |
岡山市で育ち、地元の体操スクールで力をつけました。関西高校に進みましたが、2019年に競技に集中するため通信制の星槎国際高校に移り、徳洲会体操クラブに入って神奈川県鎌倉市に移り住みました。その後、星槎大学に進んでいます。
主な成績
| 年 | 大会 | 成績 |
|---|---|---|
| 2019年 | 世界ジュニア選手権(ハンガリー・ジェール) | 個人総合 金、団体 金、あん馬 銀、平行棒 銅 |
| 2021年 | 全日本個人総合 | 手首の痛みで予選落ち。東京五輪は逃す |
| 2022年 | 全日本個人総合 | 予選3位で通過したあと、跳馬で右ひざの前十字じん帯を切る大けが |
| 2023年 | アジア選手権(シンガポール) | 個人総合 金、団体 銀、平行棒 銀、鉄棒 銀 |
| 2024年 | 全日本個人総合 | 2位 |
| 2024年 | NHK杯 | 初優勝 |
| 2024年 | パリ五輪 | 個人総合 金、鉄棒 金、団体 金、平行棒 銅 |
| 2025年 | NHK杯 | 優勝(2連覇) |
| 2025年 | アジア選手権(韓国・堤川) | 個人総合 金、団体 金 |
| 2025年 | 世界選手権(ジャカルタ) | 初出場。予選は個人総合12位通過。平行棒 7位 |
| 2026年 | 全日本個人総合 | 2位(169.898) |
| 2026年 | NHK杯 | 優勝(3連覇・341.362) |
| 2026年 | アジア大会(愛知・名古屋) | 個人総合 銀、平行棒 銀、鉄棒 銀、団体 銀 |
| 2026年 | 世界選手権(ロッテルダム) | 予選 個人総合1位(85.098)。団体・個人総合・つり輪・平行棒・鉄棒の決勝へ |
大けがからの復活
2022年の全日本個人総合で、岡は跳馬の着地に失敗し、右ひざの前十字じん帯を切りました。治るまで8か月かかると言われ、手術を受けました。跳ぶ練習ができない間、岡は苦手だったつり輪の練習を重ねたとされています。2023年のアジア選手権で個人総合の金メダルを取って戻り、2024年にはNHK杯で初優勝してパリ五輪の代表になりました。
パリ五輪では、団体決勝の最後の鉄棒で日本が中国を逆転し、2大会ぶりの団体金メダルを取りました。岡はそのあと個人総合でも金メダルを取り、鉄棒でも優勝して、1つの大会で3つの金メダルを手にしました。
2026年のふり返り
4月の全日本個人総合は、予選と決勝の合計169.898点で2位でした。優勝した橋本大輝との差は0.216点です。5月のNHK杯では、全日本の点数を持ち点にした合計で341.362点を出して3連覇しました。最後の鉄棒で橋本が落下し、岡が逆転しました。平行棒では14.900点を出し、セイコーエクセレント賞も受けています。
9月の愛知・名古屋アジア大会では、個人総合・平行棒・鉄棒・団体の4つで銀メダルでした。個人総合は中国の選手に及ばず、橋本は3位でした。
10月の世界選手権では、男子予選の個人総合で85.098点の1位に入りました。種目ごとでは平行棒14.866点(3位)、鉄棒14.500点(3位)、つり輪14.066点(7位)で、3種目の決勝に進んでいます。日本の団体も予選1位でした。
| 世界選手権2026予選 | ゆか | あん馬 | つり輪 | 跳馬 | 平行棒 | 鉄棒 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 岡慎之助 | 13.800 | 13.900 | 14.066 | 13.966 | 14.866 | 14.500 | 85.098 |
2026年の国内大会の種目ごとの点数
全日本個人総合とNHK杯は、世界選手権の代表を決める大会です。NHK杯は、全日本個人総合の予選・決勝の合計とNHK杯1日目の点数を「持ち点」にして、2日目の点数を足して順位を決めます。岡の持ち点は255.247点で、NHK杯1日目は85.349点でした。
| 大会 | ゆか | あん馬 | つり輪 | 跳馬 | 平行棒 | 鉄棒 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全日本 予選 | 13.766 | 13.933 | 13.900 | 14.100 | 14.500 | 14.700 | 84.899 |
| 全日本 決勝 | 13.900 | 14.033 | 13.800 | 13.933 | 14.433 | 14.900 | 84.999 |
| NHK杯 2日目 | 14.466 | 13.666 | 14.000 | 14.400 | 14.900 | 14.633 | 86.065(加点0.050を除く) |
平行棒は国内の4つの演技すべてで14.4点を超え、NHK杯2日目の14.900点はこの日の全体1位でした。鉄棒も全日本の決勝で14.900点を出し、優勝した橋本大輝の15.000点に次ぐ点数でした。6種目の中で13点台の前半に落ちた種目がなく、大きく崩れないことが岡の強みです。
9月のアジア大会(日本ガイシホール)の男子日本代表は、岡・橋本大輝・角皆友晴・築山翔馬・金田希一の5人でした。団体決勝は中国に届かず銀メダルで、岡は個人総合・平行棒・鉄棒でも銀メダルと、出場した決勝のすべてで表彰台に上がりました。
所属する徳洲会体操クラブ
徳洲会体操クラブは、男子の国内の団体戦で強さを見せているクラブです。2025年の全日本団体選手権で254.362点を出して優勝し、2026年9月の全日本シニア選手権でも団体で4連覇しました。岡のほか、世界選手権代表の川上翔平、パリ五輪の団体金メダリストの杉野正尭、北園丈琉らが所属しています。12月の全日本団体選手権にも通過1位で出場します。
これからの予定と見どころ
| 日付(現地時間) | 大会 |
|---|---|
| 10月20日 | 世界選手権 男子団体決勝(日本時間21日午前2時から) |
| 10月22日 | 世界選手権 男子個人総合決勝(日本時間23日午前2時30分から) |
| 10月24日 | 世界選手権 種目別決勝 つり輪 |
| 10月25日 | 世界選手権 種目別決勝 平行棒・鉄棒 |
| 12月3〜6日 | 全日本団体・種目別選手権(三重県四日市市)。徳洲会体操クラブは男子団体の通過1位 |
岡は前年の世界選手権でメダルを逃しており、NHK杯の優勝のあとには、その悔しさの分も世界選手権で出し切りたいと話していました。五輪王者として初めての世界選手権の個人総合の金と、日本の団体の世界一の両方がかかる大会です。2028年ロサンゼルス五輪に向けて、日本を引っぱる存在になれるかが注目されています。
よくある質問
岡慎之助の所属はどこですか?
徳洲会体操クラブです。2019年5月に入り、コーチは2004年アテネ五輪の団体金メダリストの米田功です。
パリ五輪で何個の金メダルを取りましたか?
個人総合・鉄棒・団体の3つです。平行棒では銅メダルも取りました。
2026年の世界選手権ではどの決勝に出ますか?
予選の結果で、団体・個人総合・つり輪・平行棒・鉄棒の5つの決勝に進みました。個人総合の予選は85.098点の1位でした。
大きなけがをしたことはありますか?
2022年の全日本個人総合で、跳馬の着地で右ひざの前十字じん帯を切りました。手術を受けて復帰し、2024年のパリ五輪で3冠を果たしました。
出典
- ウィキペディア 岡慎之助
- 日本体操協会 第54回世界体操競技選手権大会
- Men's Qualification Results(日本体操協会掲載)
- 日本体操協会 第65回NHK杯
- デイリースポーツ 岡慎之助が大逆転3連覇(2026年5月17日)
- 日本体操協会 第20回アジア競技大会(体操競技)
- 秋田魁新報(共同通信) 体操は岡が2位、橋本3位(アジア大会)
- 日本体操協会 第80回全日本体操個人総合選手権 男子決勝結果
- 秋田魁新報(共同通信) 体操・橋本予選1位、岡も決勝へ(2025年)
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情報の確認日:2026-10-20。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に主催者の案内をご確認ください。