前田楓丞(まえだ・ふうすけ)|経歴・主な成績・2026年の予定

FUSUKE MAEDA

前田楓丞(まえだ・ふうすけ) 体操競技・男子

前田楓丞は、鉄棒を専門にする体操男子の選手です。2026年5月のNHK杯では鉄棒で2日とも1位になり、10月の世界選手権で初めて日本代表に選ばれました。

日本体操協会の発表での所属はリーフ体操クラブで、2026年7月には体操のプロチーム「ハヤブサSC」と所属契約を結んだと報じられました。Dスコア(難しさの点)6.900の演技は、国内の鉄棒の選手の中でも特に難しい構成です。

プロフィール

項目 内容
年れい 26歳(2026年7月の報道)
所属 リーフ体操クラブ(日本体操協会の世界選手権の発表)。2026年7月にハヤブサSCと所属契約
得意種目 鉄棒(鉄棒だけに出場する種目別の選手)
日本代表 2026年アジア選手権、2026年世界選手権(初代表)

体操の男子は6種目すべてをこなす個人総合の選手が多い中で、前田は鉄棒1種目に力を注いできた選手です。2026年の全日本個人総合やNHK杯でも、鉄棒だけに出場しています。世界選手権の結果表では、名前は「MAEDA Fusuke」と書かれ、背番号は240でした。

ハヤブサSCは、日本体操協会の水鳥寿思ハイパフォーマンスディレクターが共同代表を務めるプロチームで、2025年12月に発足が発表されました。パリ五輪の団体金メダリストの萱和磨も所属しています。前田は2026年7月13日に、このチームとの所属契約が発表されました。

主な成績

大会(2026年) 結果 Dスコア Eスコア 得点
全日本個人総合 予選(4月・高崎アリーナ) 鉄棒 4位 6.300 8.266 14.566
全日本個人総合 決勝の日 鉄棒 3位 6.300 8.466 14.766
NHK杯 1日目(5月・東京体育館) 鉄棒 1位 6.900 8.633 15.633(着地の加点0.1を含む)
NHK杯 2日目 鉄棒 1位 6.900 8.233 15.133
アジア選手権(6月・中国・遵義) 鉄棒 銅、団体 銀 – – 14.300(鉄棒)
世界選手権 予選(10月・ロッテルダム) 鉄棒 23位 6.300 7.266 13.566

全日本個人総合の決勝の日の鉄棒は、橋本大輝15.000点、岡慎之助14.900点に次ぐ3位でした。NHK杯では難しさを上げた構成で、1日目15.633点、2日目15.133点と、2日とも全体1位の点数を出しました。橋本大輝が全日本で出した鉄棒のDスコアは6.200で、前田のNHK杯の6.900はそれを0.7点上回ります。

国内の鉄棒の上位選手との比べ

2026年の国内の代表選考の4つの演技で、鉄棒の上位3人とDスコアを並べると次のようになります。前田はどの大会でも、Dスコアが一番高い選手でした。

大会 1位 2位 3位
全日本 予選 角皆友晴 15.233(D6.200) 橋本大輝 14.900(D6.200) 岡慎之助 14.700(D5.800)。前田は4位 14.566(D6.300)
全日本 決勝の日 橋本大輝 15.000(D6.200) 岡慎之助 14.900(D5.800) 前田楓丞 14.766(D6.300)
NHK杯 1日目 前田楓丞 15.633(D6.900) 角皆友晴 14.900(D6.200) 岡慎之助 14.900(D5.800)
NHK杯 2日目 前田楓丞 15.133(D6.900) 川上翔平 14.700(D6.000) 岡慎之助 14.633(D5.800)

世界選手権の予選で鉄棒の決勝に進んだ8人のDスコアは5.600から6.400の間でした。NHK杯で前田が使ったDスコア6.900の構成は、これを0.5点上回ります。一方で、Eスコア(出来ばえ)は8点台前半から7点台と、上位の選手より低めになることがあり、難しさと出来ばえの両立がこれからの課題です。

2026年のふり返り

4月の全日本個人総合で鉄棒の上位に入り、5月のNHK杯では2日続けて15点台を出しました。その後、世界選手権の日本代表に選ばれました。日本の男子代表は、個人総合の岡慎之助・橋本大輝・川上翔平・土井陵輔に、鉄棒の前田を加えた形になりました。

6月に中国の遵義で行われたアジア選手権には、長谷川毅・三輪哲平・谷川航・築山翔馬とともに出場しました。日本は団体で中国に次ぐ銀メダルを取り、前田は鉄棒の決勝で14.300点の銅メダルでした。鉄棒の金は台湾の唐嘉鴻(15.500点)、銀は中国の張博恒(15.000点)です。この大会では、ほかの日本選手も活躍し、谷川航が跳馬で金(14.316点)、築山翔馬がゆかで銀(14.600点)、三輪哲平が個人総合で銅(82.265点)を取りました。

10月の世界選手権の予選では、日本の団体のメンバーとして鉄棒だけに出場しました。Dスコアは6.300でしたが、Eスコアが7.266点にとどまり、13.566点で23位となって種目別の決勝には進めませんでした。予選の鉄棒は、日本の5人のうち土井陵輔を除く4人が演技し、上位3人の点数がチーム点として数えられました。数えられたのは川上翔平14.600点、岡慎之助14.500点、橋本大輝13.700点の3つです。日本の鉄棒のチーム点42.800点は全体1位でした。

鉄棒の専門の選手が日本代表にいる意味

世界選手権の団体決勝では、1チーム5人のうち各種目3人が演技し、3人全員の点数が合計されます。予選のように一番低い点数を外すことができないため、どの3人を出すかが大事になります。鉄棒は団体決勝の最後の種目で、2024年のパリ五輪では、この鉄棒で日本が中国を逆転しました。前田のように一つの種目で高い難しさを持つ選手は、その種目で点数を上積みする役目を担います。

これからの予定と見どころ

日付(現地時間) 大会
10月20日 世界選手権 男子団体決勝(日本時間21日午前2時から)。鉄棒の3人に入るかが注目
12月3〜6日 全日本団体・種目別選手権(三重県四日市市)

全日本種目別選手権の男子の出場資格は、全日本個人総合の予選・決勝やNHK杯の2日間など7つの大会の点数で作る国内ランキングで決まります。12月の大会では、NHK杯で見せたDスコア6.900の構成で、鉄棒の日本一をねらう大会になります。世界選手権の予選で出来ばえの点数が伸びなかった分、国内の締めくくりの大会でどこまで点数を戻せるかが見どころです。

よくある質問

前田楓丞はどの種目の選手ですか?

鉄棒の専門の選手です。2026年のNHK杯では、Dスコア6.900の構成で2日とも鉄棒の1位になりました。

所属はどこですか?

日本体操協会の世界選手権の発表ではリーフ体操クラブです。2026年7月には、体操のプロチーム「ハヤブサSC」と所属契約を結んだと報じられました。

2026年世界選手権の予選の結果はどうでしたか?

鉄棒で13.566点の23位で、種目別の決勝には進めませんでした。日本の団体は予選1位で決勝に進んでいます。

国際大会でメダルを取ったことはありますか?

2026年6月のアジア選手権(中国・遵義)で、鉄棒の銅メダルと団体の銀メダルを取りました。

出典

この種目のしくみと大会日程は体操競技のページへ。ほかの日本の選手も見られます。

情報の確認日:2026-10-20。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に主催者の案内をご確認ください。

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