喜田未来乃(きた・みらの)|経歴・主な成績・2026年の予定

RHYTHMIC GYMNASTICS

喜田未来乃(きた・みらの) 新体操・女子

喜田未来乃は香川県出身の新体操女子個人の選手です。2024年の全日本選手権で個人総合優勝、2025年は2位に入り、2026年8月の世界選手権には3度目の出場をはたしました。

姉は東京五輪の個人代表で全日本を3度制した喜田純鈴です。2026年は9月の名古屋アジア大会で個人総合6位に入り、10月30日からの全日本選手権で2年ぶりの優勝をねらいます。

プロフィール

項目 内容
生年月日 2006年2月16日
出身 香川県坂出市
所属 エンジェルRGカガワ日中/日本女子体育大学
出身校 高松中央高校
家族 姉は東京五輪代表の喜田純鈴
強み 体のやわらかさ(柔軟性)を生かした難度

5歳で新体操を始め、姉の純鈴と同じ香川のクラブ「エンジェルRGカガワ日中」で育ちました。中学2年生だった2019年には、日本からただ1人、世界ジュニア選手権(ロシア・モスクワ)の個人に出場し、リボンで8位に入りました。地元の放送局は当時から、姉に負けない高い柔軟性を紹介しています。

主な成績

年 大会 成績
2019年 世界ジュニア選手権(モスクワ) リボン8位
2022年 アジア選手権(タイ・パタヤ) 団体(国別)銅
2022年 全日本選手権 個人総合3位
2023年 アジア選手権 個人総合7位(4種目すべてで種目別決勝へ)
2023年 世界選手権(スペイン・バレンシア) 個人総合33位
2023年 全日本選手権 個人総合2位
2024年 アジア選手権(ウズベキスタン・タシケント) 個人総合6位、団体(国別)銅
2024年 全日本選手権 個人総合 優勝
2025年 アジア選手権(シンガポール) フープ銀、個人総合8位、団体(国別)銅
2025年 ユニバーシアード(ドイツ・ライン・ルール) 個人総合8位、クラブ5位
2025年 世界選手権(ブラジル・リオデジャネイロ) 個人総合予選27位
2025年 全日本選手権 個人総合2位
2026年 ワールドカップ(ブルガリア・ソフィア) 個人総合28位
2026年 アジア選手権 個人総合9位(103.20点)、リボン5位、クラブ7位
2026年 ワールドチャレンジカップ(中国・北京) 個人総合14位
2026年 ワールドカップ(イタリア・ミラノ) 個人総合25位、フープは種目別決勝まであと一歩の9位
2026年 世界選手権(ドイツ・フランクフルト) 個人総合予選22位(81.050点)
2026年 アジア大会(愛知・名古屋) 個人総合6位

2026年のふり返り

2026年は5月のアジア選手権で個人総合9位(4種目合計103.20点)に入り、フープ・クラブ・リボンの3種目で種目別決勝に進みました。協会の報告では、予選より落ち着いて一つひとつをていねいにこなし、作品ごとの世界観はトップ選手の中でも存在感を示したと評価されています。そのあとワールドカップのミラノ大会や北京のワールドチャレンジカップを転戦して、8月の世界選手権に臨みました。世界選手権はロサンゼルス五輪の最初の予選で、個人総合の決勝(上位18人)に入り、さらに上位3人に入れば国に五輪の出場枠がもらえる大会でした。

種目 得点 内わけ
クラブ 26.550点 DB7.8/DA3.3/A7.7
リボン 26.600点 DB7.1/DA3.9/A8.0/E7.6
フープ 27.900点 DB8.2/DA4.2/A7.6/E7.9
ボール 23.750点 DB6.1/DA3.4/A7.4/E7.15/減点0.30

表のDBは体の難度、DAは手具の難度、Aは芸術、Eは実施の点です。

予選では、4種目のうち高い3種目の合計81.050点で22位となり、決勝には届きませんでした。日本体操協会の報告をもとに、種目ごとの内容をまとめます。

  • クラブ:世界選手権の最初の種目で、緊張から体がややかたくなりました。バランスで十分に止まれず、パンシェターン(上体を前に倒し、片脚を高く上げたまま回るターン)も練習どおりの形になりませんでした。それでも、これまでミスが多かったリスク(手具を高く投げ、受けるまでに体を回転させる技)はうまくこなしました。
  • リボン:リボンと体の動きを合わせ、思い切りのある演技を見せました。芸術点8.000点は、のびやかな動きと表現という持ち味が点になった形です。
  • フープ:4種目でいちばん高い27.900点。投げたフープがドーム形の会場の天井にわずかにふれる場面がありましたが、あわてずに演技を続けました。練習では4回転できていたパンシェターンは3回転ほどでした。
  • ボール:前に投げる技で大きなミスが出ました。協会は、これまでの大会でも同じところでミスが出ているとして、投げ方と体の使い方を見直す必要があるとしています。

協会は、体の難度の質はシーズンの初めより大きく上がったと評価しました。そのうえで、ターンを最後まで回りきって難度として確実に認めてもらうことと、演技にスピード感と強弱をつけることを課題に挙げています。

6月には、アジア大会の会場となる名古屋の日本ガイシスポーツプラザで行われた運営テストに参加し、大きな会場で演技できてうれしいと話しました。9月の名古屋アジア大会では個人総合の決勝に進み、6位に入りました。優勝はウズベキスタンのタフミナ・イクロモワで、中国勢が2・3位でした。

姉・喜田純鈴とのつながり

姉の喜田純鈴も、エンジェルRGカガワ日中で育った選手です。全日本選手権の個人総合で2019・2020・2022年に優勝し、東京五輪に個人で出場しました。未来乃が全日本の表彰台に初めて上がった2022年は、純鈴が優勝した大会でもあり、姉妹で表彰台に並びました。2024年には未来乃も全日本を制し、姉妹そろって日本一を経験しました。

これからの予定と見どころ

次の大きな大会は、10月30日〜11月1日に高崎アリーナで開かれる全日本選手権です。2024年に初優勝し、2025年は鈴木菜巴に次ぐ2位でした。全日本の女子個人総合はここ5年、毎年ちがう選手が優勝しています。世界選手権を経験した2人の争いが中心になりそうな大会で、2年ぶりの日本一をめざします。

ロサンゼルス五輪の個人の出場枠は、これからの予選でも争われます。持ち味の柔軟性を生かした体の難度に加え、ボールなどの投げ技の安定が、世界の上位に近づくための鍵になります。

よくある質問

喜田未来乃選手の姉はだれですか。

東京五輪の新体操個人代表で、全日本選手権を2019・2020・2022年に制した喜田純鈴です。姉妹とも香川のエンジェルRGカガワ日中で育ちました。

全日本選手権では何回優勝していますか。

2024年(第77回)に個人総合で優勝しています。2023年と2025年は2位、2022年は3位でした。

2026年の世界選手権の成績は。

ドイツ・フランクフルトの世界選手権で、個人総合予選22位(81.050点)でした。上位18人の決勝には進めませんでした。

次の出場大会は。

2026年10月30日〜11月1日に高崎アリーナで行われる第79回全日本新体操選手権です。

出典

この種目のしくみと大会日程は新体操のページへ。ほかの日本の選手も見られます。

情報の確認日:2026-10-20。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に主催者の案内をご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました