鈴木菜巴(すずき・なるは)|経歴・主な成績・2026年の予定

RHYTHMIC GYMNASTICS

鈴木菜巴(すずき・なるは) 新体操・女子

鈴木菜巴は兵庫県出身の新体操女子個人の選手で、アリシエ兵庫と武庫川女子大学に所属しています。2025年11月の全日本選手権で個人総合を初めて制し、日本の女王になりました。

2026年は大学4年で初めて世界選手権の代表に選ばれ、8月のフランクフルト大会で個人総合予選26位でした。10月30日からの全日本選手権では連覇をねらいます。

プロフィール

項目 内容
生年月日 2005年3月6日
出身 兵庫県
所属 アリシエ兵庫/武庫川女子大学(2026年に4年生)
出身校 須磨ノ浦高校
得意種目 クラブ(協会の報告で「代名詞とも言える演技」)
主な実績 2025年全日本選手権 個人総合優勝、2026年世界選手権代表

兵庫のクラブ「アリシエ兵庫」で力をつけ、須磨ノ浦高校の3年生だった2021年の全日本選手権で個人総合3位に入りました。武庫川女子大学に進んでからも全日本の上位に入り続け、2025年に頂点に立ちました。

主な成績

年 大会 成績
2021年 全日本選手権 個人総合3位(須磨ノ浦高校)
2022年 日本代表選考会 シニア個人総合3位
2022年 ワールドゲームズ(アメリカ・バーミンガム) クラブ10位、リボン10位、フープ13位、ボール20位
2023年 ユニバーシアード(中国・成都) 個人総合4位
2023年 全日本選手権 個人総合3位
2024年 アフロディーテ杯(ギリシャ) ボール2位
2024年 ワールドカップ(ルーマニア・クルジュナポカ) 個人総合25位(ワールドカップ初出場)
2024年 全日本選手権 個人総合4位、種目別フープ・リボン2位
2025年 ワールドカップ(ウズベキスタン・タシケント) 個人総合14位、クラブ7位
2025年 全日本選手権 個人総合 優勝
2026年 アジア選手権 個人総合15位(91.00点)、クラブ5位
2026年 ワールドチャレンジカップ(中国・北京) 個人総合でトップ10入り、クラブ・リボンで種目別決勝へ
2026年 ワールドカップ(イタリア・ミラノ) 個人総合31位、種目別決勝まであと一歩の同点9位
2026年 世界選手権(ドイツ・フランクフルト) 個人総合予選26位(79.650点)

2026年のふり返り

全日本女王として迎えた2026年は、5月のアジア選手権に初めて出場しました。決勝の個人総合は4種目合計91.00点で15位でした。協会の報告によると、万全の体調ではないなかでの出場で、決勝は30分足らずの間隔で4種目が続く厳しい日程でした。ボールでは冒頭のリスクで投げたボールが横に流れて落下し、ミスが続きましたが、続くクラブは「どんな状況でもいつも通りやる」と気持ちを切りかえ、大きなミスなく演じきりました。種目別決勝にはクラブで進み、5位に入りました。個人総合の優勝はウズベキスタンのタフミナ・イクロモワ(115.10点)でした。

そのあともワールドカップなどを転戦して国際大会の経験を重ねました。7月のミラノのワールドカップでは種目別決勝まであと一歩の同点9位がありました。6月18日、日本体操協会は日本の世界選手権の個人出場枠が2つに決まったと発表し、喜田未来乃とともに代表に決まりました。

種目 得点 内わけ
クラブ 26.700点 DB8.0/DA3.5/A7.85/E7.35
リボン 26.250点 DB7.6/DA3.6/A7.6/E7.45
フープ 26.700点 DB7.7/DA3.6/A7.6/E7.8
ボール 25.400点 DB5.9/DA3.8/A7.9/E7.8

表のDBは体の難度、DAは手具の難度、Aは芸術、Eは実施の点で、4種目のうち高い3種目の合計で順位が決まります。

初めての世界選手権では、4種目とも大きくくずれることなく演技をまとめました。高い3種目の合計79.650点で26位となり、決勝の18人には届きませんでした。日本体操協会の報告をもとに、種目ごとの内容をまとめます。

  • 前日の練習:本番の舞台で行うポディウム練習では会場に慣れきれず、手具の受けが乱れました。その経験から当日に確かめることをはっきりさせ、落ち着いて本番を迎えました。
  • クラブ:最初の種目で、冒頭の動きをていねいに決めました。脚で手具を受けるリスク(投げてから体を回して受ける技)も成功させ、体の難度(DB)8.000点、芸術点7.850点を出しました。
  • リボン:大きなミスなくまとめましたが、最後のステップで音楽の終わりと動きがぴたりとは合わず、芸術面の課題が残りました。
  • フープ:1日目の競技が終わったのは23時過ぎという厳しい日程でしたが、疲れを残さずに臨みました。ミスの多かった技を落ち着いてこなし、26.700点を出しました。
  • ボール:両手で受ける場面やフロアの線ぎわでの演技など危ない場面が続き、難度を点に結びつけきれませんでした。それでも芸術点は7.900点でした。

協会の報告では、けがからの復帰後に思うような演技ができない時期もあったと紹介されています。大学4年で初めて立った世界の舞台で、4種目を最後まで攻めきったことが評価されました。秋の名古屋アジア大会にも代表として出場し、個人総合の予選は14位でした。

全日本選手権の歩み

年(回) 個人総合の順位 その年の優勝者
2021年(74回) 3位 山田愛乃
2023年(76回) 3位 鶴田芽生
2024年(77回) 4位(種目別フープ・リボン2位) 喜田未来乃
2025年(78回) 優勝 鈴木菜巴

高校3年生で初めて全日本の表彰台に上がってから4年をかけて、日本一にたどり着きました。2022年に出たワールドゲームズは、五輪にない競技や種目を集めた国際大会で、新体操は種目別だけが行われます。

これからの予定と見どころ

次は10月30日〜11月1日、高崎アリーナでの全日本選手権です。前回女王として連覇をめざします。女子個人総合はここ5年、毎年ちがう選手が優勝していて、連覇すれば2019・2020年の喜田純鈴以来になります。最大のライバルは、2024年女王で世界選手権にも一緒に出た喜田未来乃です。

大きなミスをしない安定感と、芸術点の高さが持ち味です。世界選手権の4種目すべてで芸術点7.6点以上をそろえました。難度点をもう一段上げられれば、国内だけでなく世界の決勝争いにも近づきます。

よくある質問

鈴木菜巴選手の名前の読み方は。

「すずき・なるは」です。国際大会の結果では「SUZUKI Naruha」と表記されます。

全日本選手権で優勝したのはいつですか。

2025年11月の第78回全日本選手権で、個人総合に初めて優勝しました。2021年と2023年は3位、2024年は4位でした。

2026年の世界選手権の成績は。

初出場のフランクフルト大会で、個人総合予選26位(79.650点)でした。

所属はどこですか。

兵庫県のクラブ「アリシエ兵庫」と武庫川女子大学です。高校は須磨ノ浦高校でした。

出典

この種目のしくみと大会日程は新体操のページへ。ほかの日本の選手も見られます。

情報の確認日:2026-10-20。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に主催者の案内をご確認ください。

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