田口久乃(たぐち・ひさの)|経歴・主な成績・2026年の予定

RHYTHMIC GYMNASTICS

田口久乃(たぐち・ひさの) 新体操・女子

田口久乃は新体操女子団体の日本代表「フェアリージャパン」の主将です。2025年の世界選手権で日本初の団体総合金メダルをとったメンバーの一人で、2026年は主将として世界選手権の団体総合で銀メダルをとりました。

この銀メダルで、日本は2028年ロサンゼルス五輪の出場枠を全競技でいちばん早く手にしました。東京女子体育大学に通いながら、日本の新体操で初めての五輪メダルをめざしています。

プロフィール

項目 内容
生年月日 2006年9月15日
出身 千葉県千葉市
所属 東京女子体育大学(2025年度に1年生)
団体代表入り 2023年
役割 2025年秋から主将。難度の高い技を多く受け持つ
世界選手権のメダル 金1・銀2(2026年8月時点)

千葉市立おゆみ野南中学校3年生だった2021年、全国中学校新体操選手権の個人総合で優勝し、クラブでも1位になりました。2023年に団体の日本代表に入り、10代のうちから主力として世界の大会に出てきました。2025年10月に主将の鈴木歩佳が引退すると、新しいチームの主将を任されました。共同通信は、難度の高い技を多く受け持ち、若いチームを引っ張る存在と伝えています。

主な成績(団体)

年 大会 成績
2023年 アジア選手権(フィリピン・マニラ) 団体総合 銅、5フープ 銀
2023年 世界選手権(スペイン・バレンシア) 団体総合13位
2024年 アジア選手権(ウズベキスタン・タシケント) 団体総合 銀、5フープ 金(パリ五輪の出場枠には届かず)
2025年 ワールドカップ(ブルガリア・ソフィア) 団体総合 銀
2025年 ワールドカップ(イタリア・ミラノ) 団体総合 銀
2025年 世界選手権(ブラジル・リオデジャネイロ) 団体総合 金、5リボン 銀
2026年 ワールドカップ(イタリア・ミラノ) 団体総合5位
2026年 世界選手権(ドイツ・フランクフルト) 団体総合 銀(56.700点)、フープ3・クラブ2 4位、ボール5 7位
2026年 アジア大会(愛知・名古屋) 団体総合 銀(金は中国、銅はカザフスタン)

日本は2024年のパリ五輪に団体で出られませんでした。その翌年の2025年、リオデジャネイロの世界選手権で、日本は団体総合で初めて世界一になりました。メンバーは鈴木歩佳・稲木李菜子・田口久乃・西本愛実・花村夏実・三好初音の6人で、沖縄の踊りエイサーを取り入れた演技が話題になりました。この年の団体種目は「リボン5」と「ボール3・フープ2」で、日本は団体総合の金に加えて、種目別のリボン5でも銀をとりました。

日本が世界選手権の団体で表彰台に立ったのは、1975年の銀、団体総合では2017年の銅、2019年の銀、2025年の金、2026年の銀です。田口は2025年と2026年の2回、その舞台に立ちました。

2026年のふり返り

団体の日本代表は、協会が開くトライアウト(選考会)で選ばれます。2025年10月のシニア団体のトライアウトでは、金メダルのメンバー5人が残り、高校1年生で15歳の真鍋凛と川口莉子が初めて選ばれました。同じ月、世界選手権で主将を務めた鈴木歩佳(当時26歳)が現役引退を発表し、稲木李菜子(当時22歳)も代表を退きました。鈴木は2022年から4年間主将を務め、世界選手権のメダルを11個とった選手です。その後を継いで、19歳の田口が新しいチームの主将になりました。

2026年のチームは、金メダルのメンバーから鈴木と稲木が抜け、15歳の真鍋凛ら新しい選手が加わって、平均年齢18歳になりました。ボールの演技のテーマは「忍者」で、黒と紫の衣装を着て、忍者が印を結ぶしぐさを振り付けに入れました。

8月15日の世界選手権の団体総合は、フープ・クラブ28.550点、ボール28.150点の合計56.700点で2位でした。優勝はスペイン(57.450点)、3位はブラジルです。3位までに入ると国に五輪の出場枠があたえられる決まりで、日本は全競技を通じて最初のロサンゼルス五輪の出場枠を手にしました。出場したのは田口・西本愛実・花村夏実・田中友菜・田辺観世埜・真鍋凛の6人です。翌日の種目別決勝はフープ・クラブ28.300点で4位、ボール25.850点で7位で、表彰台には届きませんでした。

選手 2025年10月の代表発表時の所属
田口久乃(主将) 東京女子体育大学
田辺観世埜 日本女子体育大学
西本愛実 昭和学院高校(千葉)
花村夏実 松本国際高校(長野)
田中友菜 関西学院高校(兵庫)
真鍋凛 観音寺総合高校(香川)、初選出時15歳

団体総合は「ボール5」と「フープ3・クラブ2」の2種目の合計で争います。1種目に2種類の手具が入る「フープ3・クラブ2」では、5人が別々の手具を投げ合う交換が多く、1人のミスがチーム全体の点に響きます。日本はこの種目で全体3位の28.550点を出し、ボールでも全体2位の28.150点を出しました。

帰国した羽田空港で田口は、「さらに強くなって五輪を迎えたい」と話しました。

2025年11月には、世界選手権の団体総合優勝がたたえられ、千葉の昭和学院高校に通う西本愛実とともに千葉県知事賞を受けました。9月の名古屋アジア大会は、新体操の団体がアジア大会で初めて行われる大会でした。6月の会場での運営テストで「表彰台の一番上をめざしたい」と話していた田口たちは、団体総合で中国に次ぐ銀メダルをとりました。

フェアリージャパンの五輪の成績

大会 団体の成績
2000年シドニー 5位
2012年ロンドン 7位
2016年リオデジャネイロ 8位
2021年東京 8位
2024年パリ 出場できず
2028年ロサンゼルス 出場決定

これからの予定と見どころ

五輪の出場枠は国にあたえられるもので、2028年の大会に出る5人のメンバーはこれから決まります。日本の新体操は、これまでの五輪で団体の5位(2000年シドニー)がいちばん上の順位で、メダルはまだありません。2025年の金、2026年の銀と2年続けて世界の表彰台に立った今のチームには、初の五輪メダルへの期待がかかっています。

主将の田口は、2028年の夏に21歳でロサンゼルスを迎えます。高い難度を受け持つ中心選手として、チームの演技の完成度をどこまで高められるかが見どころです。

よくある質問

田口久乃選手は何の代表ですか。

新体操女子団体の日本代表「フェアリージャパン」の主将です。所属は東京女子体育大学です。

世界選手権のメダルはいくつありますか。

日本体操協会の一覧(2026年8月時点)で金1・銀2です。2025年の団体総合金と5リボン銀、2026年の団体総合銀です。

ロサンゼルス五輪には出場しますか。

日本は2026年の世界選手権で団体の出場枠をとりました。枠は国にあたえられるもので、大会に出る5人はこれから決まります。

2026年のボールの演技のテーマは。

「忍者」です。黒と紫の衣装で、忍者が印を結ぶしぐさを振り付けに取り入れました。

出典

この種目のしくみと大会日程は新体操のページへ。ほかの日本の選手も見られます。

情報の確認日:2026-10-20。日程は開催地の日付です。変更があるため、出かける前・見る前に主催者の案内をご確認ください。

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